IL MONDO DELLA PIZZA
ピザの世界
ピザ職人は、イタリアや海外でとても重要の高い職業です。L’Istituto europeo della pizza italiana (ヨーロッパピザ研究機関)によると、61パーセントのイタリア人がピザレストランに通っており、その消費は、社会的に膨大であるとしています。同機関は、イタリア人は一年で平均7.6㎏のピザを消費しており、伝統的なピザレストランは、イタリアで25,300店にも及びます。(切り売りピザ店や、宅配ピザ店を除く。それらは、26,700店舗)
イタリアには2万5300の伝統的ピザレストランがあり、12万人が従事し、69億5千万の売上があります。伝統的ピザレストランは、ピザ販売店全体の40パーセントで、切り売りピザや、工業製品、伝統的ピザでないものを合計すると(それらは26,700)売上は166億三千万にものぼり、52,000店ものピザ販売店は、不況知らずで成長し続けています。
Unesco e la Pizza
ピザは、イタリアの食文化の中で最も有名な料理の一つです。本来のものとは全く違う偽物のピザは全世界に拡散してしまい、偽物のピザの売上だけで600億ユーロにも上り、経済的に大きな打撃を与えています。ピザの技法はイタリアを象徴するものであり、伝統が守られるよう、ナポリのピザはイタリア国家やヨーロッパで公式に伝統ある正当なピザとされました。2015年3月、イタリアの国連教育科学文化機関(ユネスコ)国内委員会は、ナポリピザ職人の芸術的な腕前を高く評価し、それを称賛するため、ユネスコの無形文化遺産リストに追加する候補として、南部ナポリの伝統的ピザの製法を申請しています。
ユネスコに登録されることで、イタリアのピザに関する経済やitalian soundingが守られることになります。今回の申請は、世界中から集められた85万もの署名によって実現しました。2017年の登録を目指して活動しています。
Pizza Napoletana STG
ナポリピザの伝統を後世に伝えていくために制定されたヨーロッパ統一規格
ナポリのピザ作り、ユネスコの世界遺産に 生地を空中で回転
2017.12.08 Fri posted at 10:47 JST
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ナポリ伝統のピザ作りの技法が7日、ユネスコの無形文化遺産に認定された
ナポリ伝統のピザ作りの技法が7日、ユネスコの無形文化遺産に認定された
(CNN) 生地を空中で回転させるなどして形を整えるイタリア・ナポリ伝統のピザ作りの技法が7日、ユネスコの無形文化遺産に認定された。
韓国の済州島でこのほど開かれた無形文化遺産保護条約政府間委員会は、ナポリのピザ作りを含めて33の無形文化遺産を認定した。
古代ナポリ発祥のピザ作りは、生地を準備して、円形に形を整え、まきを使ったオーブンで焼く独特の工程が守られている。
この技法は、ナポリのピザ職人の間で何世代にもわたって受け継がれてきた。ユネスコによると、ナポリには現在、3000人のピザ職人がいる。
無形文化遺産への登録には、1988年に創設されたナポリ・ピザ職人協会が貢献した。同協会が運営する養成校には毎年120人が入学。2013年にはピザ作りの歴史を伝える初の国際ピザ職人博物館を開設している。
「ピザは人気があって安くて民主的で持続可能だ。ナポリのような困難を抱える都市で、幾つもの仕事をこなす人たちが、生き延びるために発明した。そのことを非常に誇りに思う。ピザがこれほどいいことばかりなのは、恐らく貧しい人たちによって発明されたからだろう」。ナポリにあるスオル・
オルソラ・ベニンカサ大学のマリノ・ニオラ氏はそう解説する。
イタリアの申請では、ナポリのピザ作りについて、インドのナンやギリシャのピタなど、他国のパン作りとの関係を深める役割も果たしたと指摘していた。
今年の無形文化遺産にはほかにも、ドイツのオルガン音楽や、キルギスタン伝統の馬術競技、インドの祭り「クンブ」などが認定された。